2017/04/10

春なのに・・Reyna完成報告

春ですね。


「年内に終わるといいな。」

なんて言っていた超簡単リラックス系パターンのReynaですが、新年早々新しい職に就いたり、楽勝だと思っていた小学校の役員の仕事が卒業式が近付くにつれどうにも忙しくなったり、在宅ワークの納期も重なったりでアタフタアタフタしているうちに

アラビックリ!

春ですよ。
東京の桜はもう散り始めています。・・・

いつものこととはいえ、超スローペースな編み物ですな。
誰にも迷惑かけてない(多分)からいいの。

とりあえず、完成報告です!





Reyna by Noora Laivola
Yarn: Northbound Knitting Merino/Silk DK (col. Driftwood) 2 skeins
Needles: addi click bamboo US 8 (5.0 mm) 

1.パターンのこと

前回のCO報告にも記載しましたが、パターンはRavelryから無料でダウンロードできるものです。
A4表面のみ1枚に納まってしまうあっさりしたパターンで覚えるのも簡単。
基本的には、k(表メリヤス)とp(裏メリヤス)とyo(かけ目)だけで構成されていて、ときどきws(裏面)でktbl(ねじり編み?)が4目ほどあるだけ。

パターンの最後にオマケとして付いているRow Trackerが実に便利で、私のような万年初心者でも安心して編める、「ながら編み」にもってこいなパターンです。

はい。
私が【超スローペース編み者】なだけで、普通に編めば1週間もかからないパターンですよ。

が、前回の投稿で「全解きした」と書いたとおり、不慣れだったりぼんやりしていたりすると間違えやすいポイントが1箇所。

それはマーカーの入れ方。
(べつにイチャモンじゃないからね。)

経験上、この手の「二等辺三角形の頂点から始めてだんだん広がっていく」ショールって、中心の線だけはkが続くようになっていたりして、それを挟んで左右対称に出来ていると思うんです。

全部じゃないかもしれないけど、とくにフリーパターンだったりする初心者にも優しいパターンでは。

このパターンでももちろんそうなのですが、そのとき、頂点から二等辺三角形の底辺に向けてまっすぐ伸びるライン(数学的にいえば頂角の二等分線に当たると思う)を明確にするのにその目の左右にマーカーを入れるのが親切だと思うんですよね。

偉そうに言ってるけど、前に編んだものではそうだったから・・

その方が編み地の表を編んでいても裏を編んでいても「ここが真ん中だよ」って分かりやすいでしょ。



でも、このパターンでは、マーカーを1つしか入れない指示なんですよ。なぜか。

だから、
表を編んでいるときは、マーカーの次の目が編み地の中心
裏を編んでいるときは、マーカーの前の目が編み地の中心

になるわけで。

パターンを覚えたつもりで「ぽや~ん」と無心で編んでいるといつの間にか中心がガタガタにずれているということが起こりがち。

そんなところも私の万年初心者たる所以なんだってことは百も承知よ。

しかも、ガーター編みの部分もメッシュ模様編みの部分も、表面では必ずマーカーの手前でyoするという指示。

マーカーのすぐ手前のyoって、下手するとマーカーがこのyoを潜ってしまって、気づかないうちにマーカーの位置がズレテいることもあるんですよね。

ありますよね!ね!ね?あるでしょ??ない!?私だけ??
(実はこれで何度か失敗。)

最初に編み直したときに、中心の両側にマーカーを入れてしまえばよかったのですが、そうするとパターンのslmの指示が微妙に違ってくるでしょ。

ペース良く一気に編んでいるときはいいけど、今回のように何週間もプロジェクトを手に取らずに放置していたりすると、再開したときに「何???なんだこれ?」って混乱しそうだったので、すべてをパターンどおりにしてしまいました。
そのおかげで時々中心がずれて解いて編みなおす・・というね。

はい、以上が前回予告した「全力の言い訳」でした。

これから編む予定のある方は、中心の目の両側にマーカーを入れる方式をお勧めしたいです。

でも、あくまでも自己責任でお願いします。

パターンの記載と違っちゃって間違えたよ!!というクレームは受付ません(汗)


2.糸のこと

ところで、このNorthbound KnittingのMerino/Silk DK、私の大好きな「シルク50%、メリノウール50%)という配合なのですが、以前a hint of summer を編んだ(こちらの記事→)Life in the Long Grass Silk Merino Sockと比べて若干のチクチクを感じます。

超敏感肌の私としては、素肌には無理そうな・・・。

年令とともにますます敏感になっているのかなぁ。

でもそれを差し引いてもまだまだ編みたくなる美しい色合い。


グレーやシルバーやベージュや紫の微妙な揺らぎがため息ものですよ。


ほぼ2かせを使い切りましたが、最初のかせより2かせ目の方がこげ茶が頻繁に出て来たように感じました。
1かせ目はほとんどこげ茶はなかったかも。
大きなメッシュの編み地なので目立つほどではなく、こっくり濃い茶のおかげでむしろ少し締まって見えるのかもしれませんが、もっと目の詰まったものを編む場合にはどうなんでしょうね。
気になるかな。

高価な糸だし、小ロット販売なので大物を編むには難しい糸かもしれませんが、メリヤスだけの大判のブランケットとかほどよくリラックス感のあるセーターとか見てみたいな。(人任せ)

3.糸の使用量のこと

細かいことはRavelryのプロジェクトページの方にまとめましたが、最後のメッシュを編むときに、糸の残量が気になり始め、メッシュ2段編んでは最後のガーター1段に移り、糸の重さを量り、ガーターを解いてメッシュ2段追加し・・を繰り返しました。

結局、最後のメッシュはR105~R128までとし(パターンではR136まで)、最後のガーター3段を編んでBOしました。

BO後の糸の残量は2g。
玉のつなぎ目を編地の端に持ってくる関係で少し糸を無駄にしたので、糸処理後のトータルの残量は3gでした。

ほれ。

私にしては上出来かな。

そんなわけで、この冬は編み物があまり捗りませんでした。
でも新年度も同じようなスローペースになりそうです。

週3日大学での仕事+在宅で翻訳の仕事+またしても手をあげてしまった中学でのPTA活動

それに加えて、今庭が一番美しくて楽しい季節だし、引越しのときに発掘してしまった刺繍のキットも私を呼んでいるし・・・。

とりあえず、夏に向けて、Three Irish Girls のBamboo Cotton Fingeringで素肌に着られるウエアを編みたいと思っています。
それに、靴下も。
OPALの縞々になるソックヤーン3種類買ってしまったんですよね。だいぶ前に。
それも編んでみたいし。
ウールだからきっとチクチクして履けないんだろうけど(おいおい)。

次はいつになるかわかりませんが、長~い目でゆる~い気持ちでお待ちいただけると・・っていいんだっけ、ブログってそんな感じで。