夏の気配も感じない時期にデザインの特徴でもあるストライプを省略して単色で編み始めたプロジェクト、[not] a hint of summer。
袖と襟ぐりをサクッと(私にしては・・)終わらせて月曜日に完成しました!
やったー!!
水曜日の図書ボランティアの前に水通しとブロッキングを済ませ、梅雨のど真ん中に2日半かけてじっくり室内乾燥。
ようやく着画が撮れる状態となりました。
曇り空だし、夕方の室内だし、スマートフォンだし・・どうしてもこの美しい色が出せませんが。
(しかもピンボケだーよ。)
... a hint of summer by Isabell Kraemer
Yarn: LIFE IN THE LONG GRASS silk merino sock (col. sea sparkle)
Needles: Knit Pro Nova Metal JP#5, JP#4, JP#3
Size: XS
実際にはグレーや紫をあまり感じない、どちらかといえば、ブルーグリーンなのかなぁ・・。
全体的には少し色落ちしたデニムのように「紺」寄りの印象なのですが、グリーンやラベンダーが複雑に入り混じっていて、本当に海の煌めきのようです。
色彩を正確に再現できなくて残念です。
これも違うし。
いつもどおり、編んだ感想や気づいた点などをまとめます。
1.糸について
Yarnaholicさんの受注販売でお願いしたLIFE IN THE LONG GRASS silk merino sock。
到着のご連絡をいただいたときには注文した記憶すらなく、我ながら「大丈夫かワタシ??」と不安になったものですが(この記事→★)、どうしてどうして。
届いた糸の美しさと肌触りにすっかり魅了されてしまいました。
当時Manos del Uruguay MaximaというWorstedの糸で直肌には絶対無理なゴッツイセーターを編んでいたこともあり、この糸で編んでみたくて編んでみたくてたまらない衝動にかられ、編み時間がほとんど取れない状況なのを分かっていて始めてしまったプロジェクトです。
防縮メリノ50%、シルク50%のfingering。
しましまを省略したので、本当にメリヤス砂漠だったのですが、それでも編み時間がもう完璧な癒しになっていたのは、編み地の美しい色と顔をうずめたくなるようなひたすらの柔らかさのおかげでした。
編み心地については、Knit Pro Nova Metal(針先が少し尖っている)を使用したせいか稀に糸割れすることがありました。
もともと手がとても遅いので、糸割れしないように気をつけながら編む必要があり、ますます遅くなった気もします。
でも、美しい編み地を触っているだけで幸せ~な気分だったので急がず丁寧にゆっくり編みたい気持ちになれ、糸割れした個所も気づいたときにその都度修正したり編み直したりしました。
完成したプルは想像どおり肌にクッタリと寄り添うしっとりした柔らかさ。
かなりの痒がり肌で「柔らかい」と評されるあらゆる糸でチクチクを感じてしまう私でも、これは一切肌ストレスを感じません。
着画も梅雨らしい空模様の夕方に撮影しましたが、ブラトップの上に直接着ても痒さは皆無。
むしろタグや縫い目がない分、そんじょそこらの綿のインナーよりストレスフリーです。
余談ですが、写真が全般的にブレているのは、今回セルカ棒を使ってみたから。
握力18kg弱という恐ろしく非力なオンナなので、長くした棒の重さに腕力が耐えきれず
ぷるぷる震えてしまいました・・。
以前Jamesを編んだSkein Merino Silk Sport(この記事→☆)も同様の配合で、やはりストレスフリーだったのですが、編み地になったときの色の安定感はこちらの方が「使いやすい」気がします。
まぁ、選んだ色にもよるのかもしれませんし、たまたま安定したロットだったのかもしれませんが、実物は写真で見る以上にほとんどカラープールが起こりません。
色の揺らぎが細かく起こるので、「紺の強いエリア」や「紫ばっかりのエリア」が出来ることがありませんでした。
そして、水通し後の編み地も、こちらの方が「安定」しています。
Skein Merino Sportは、水通し後に少ーしpillingっぽい毛羽立ちが起こりました。
とくに、淡い水色のcol. Pearlで顕著です。
「毛玉」ではないのですが、部分的に表面にモワモワと綿のようなものができ、それが少し気になりました。
でも、今回の糸では今のところ全くありません。
さて、次はパターンに関して悩んだ個所や気づいた点を書きたいのですが、長くなってしまったので、また今度にします。
乞うご期待(?)
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