2013/10/23

Jeny's Surprisingly Stretchy Bind-offにビックリ

以前、作り目(Cast-on)の方法が色々あってビックリした・・というような記事を書きましたが。(これ

先日靴下を編んだときに、「久しぶりにゴム編み止めしなきゃなぁ・・」とブルーになったんですよね。
On-Your-Toes Socksは、全体的に二目ゴム編み(表2裏2)が施されたデザインなのですが、パターンでは最後の数段を一目ゴム編み(表1裏1)に切り替えるようになっています。
多分そのほうがフィット感が増すからでしょうね。
私はきついと痒くなりがちなので、シルクとはいえ、なるべくストレスになるものは回避しようと考えて最後まで二目ゴム編みで進めました。

ゴム編み止めってどんなに本を読んでも、動画を見ても、一向に覚えられません。
規則性が見いだせないまま、なんとなーく、できるだーけ避けてきてしまったせいでもあるのですが。

多分、「表目は針をこう入れて、裏目は針をこう入れて・・」というルールがあるのだと思いますが、誰もそんな風に単純明快には説明してくれません。

だから動画も何度も何度も再生して、自分が進むペースに合わせながら見ないと最後まで終わらせられません。

そんな状態なので、RAIUNの襟ぐりを編んだときのような、イレギュラーなゴム編み(表2裏1・・など)に応用することなど到底無理な話です。

ところが今回ソックスの終わりに採用したJeny's Surprisingly Stretchy Bind-off (「ジェニーの驚くほど伸縮する止め」)は、こんな半ボケな私でも即座に規則性を覚えられる、しかもどんなに変則的なゴム編みでも対応できちゃう優れもの!(ちなみに、これは、Jeny Staimanさんが考案されたもので、Knitty, fall 2009号で初めて紹介されました。)

というわけで、忘れないように自分用にまとめておきます。
次にゴム編み止めが必要になっても悩まないように。
そして、もう動画に頼らないでもいいように。

【次の目が表編みの場合】
(K1) 糸を右の針に後ろから前へかけ目する。
(K2) 次の目を表編み(knit)する。
(K3) 右の針にある一つ前の目(かけ目)を、今編んだ目にかぶせる。
*最初の目の場合は、ここまでで右の針に残る目が1つになるので再び(K1)に戻るか、下の(P1)に進む。
*二目目以降の場合は、次の(K4)に進む。
(K4) さらに、そのまた前の目を、今かぶせた目にかぶせる。
*ここで、右の針には目が1つだけになる。

【次の目が裏編みの場合】
(P1) 糸を右の針に前から後ろにかけ目する。
(P2) 次の目を裏編み(purl)する。
(P3) 右の針にある一つ前の目(かけ目)を、今編んだ目にかぶせる。
*最初の目の場合は、ここまでで右の針に残る目が1つになるので、次の目が表か裏かにより、再び(P1)に戻るか、上の(K1)に進む。
*二目目以降の場合は、次の(P4)に進む。
(P4) さらに、そのまた前の目を、今かぶせた目にかぶせる。
*ここで、右の針には目が1つだけになる。

なお、(K3)(K4)は、一度に二目をかぶせてもOKです。つまり、右の針にある一番左の目に、そのとなりのかけ目とさらにとなりの目を両方一緒にかぶせてもいいです。かけ目の向きによっては、ちょっとやりにくくなります。
(P3)(P4)も同様に、一度に二目かぶせてしまってもOKです。

動画を見るとより分かりやすいかな。

こちらの動画は、靴下のように筒になっているゴム編みの止め方です。
ゴム編み止め最後の目の始末の仕方まで丁寧に説明していて親切です。
ようするに、最後の目を最初の目とつなぐだけです。鎖に見えるように針を入れるということです。

平編みの場合には、最後のつなぐところを省略するだけです。

いやぁ。本当に。今度からゴム編みどんどん取り入れよう!


 
 
 

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